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概要

Hakbong Award

鶴峰賞の概要

鶴峰賞は在日同胞の実業家であった故 鶴峰 李基鶴先生(1928~2012)の哲学と理念を称え、その大切な想いを継承するためにつくられた賞です。また、生きる分かち合いの人生を追求しながら、差別のない社会、機会の均等、人間の尊厳を何よりも大切にした鶴峰先生の意を受けて創設されました。ソウル大学法科大学主管で鶴峰賞は論文・論壇部門、法学論文部門、メディア報道部門に分けて、毎年一回授賞式が開かれています。ソウル大学日本研究所では毎年日韓関係に関するメディア報道部門の受賞者を推薦しています。

概要

日韓関係は今や、過去の対立を管理する段階を超え、両国が共通して直面する「同時代的な危機」を共に乗り越えていくべき運命共同体としての転換点に立っています。
地政学的危機、少子高齢化に伴う人口構造の変化と地方消滅の危機、ジェンダーやLGBTQ、多文化共生とソーシャルインクルージョン、深刻化する経済・社会的格差、気候危機と災害対応、さらにはデジタル化とAI時代における実存的課題などは、一国だけの努力では解決できない現代社会の課題です。このような重要な局面において、社会的解決策を模索し、両国の知恵を結集する「公共的な議論の場」としてのメディアの役割は、これまで以上に重要になっています。
日本は近代以降、大韓民国の社会全般に深い影響を与えてきました。また両国は互いを映す鏡として発展してきました。時には不信や対立が前面に出ることもありましたが、その背景には常に相互理解の深化や新たな発見を伴う活発な交流が存在していました。
今、私たちは日韓関係を単なる「外交関係」としてではなく、類似した社会的課題に直面する「協働するパートナー関係」として再定義する必要があります。メディアは両国の社会意識を映し出す鏡であると同時に、国境を越えて課題認識や解決の糸口を共有し、広げていく「知的な架け橋」でなければなりません。
現代社会におけるメディアの真の価値は、単なる情報伝達にとどまらず、市民がともに考え、行動するための「公共圏(Public Sphere)」を築くことにあります。互いの違いを認め合う「尊重」を基盤とし、共通の課題を解決するための「実践的な協働」を生み出すとき、私たちはより明るい未来を切り拓くことができるでしょう。
公益財団法人鶴峰奨学会は、在日韓国人実業家である故・鶴峰 李基鶴先生(1928~2012)の理念を継承し、2015年より鶴峰賞を運営してきました。これまで、ソウル大学法科大学院の主導によって推進されてきた「研究部門」は、社会の根源的な課題に対して知的な解決策を提示し、その使命を果たしてきました。そして今、その成果は鶴峰賞の貴重な歴史として刻まれています。
鶴峰賞は今後、ソウル大学日本研究所とともに「報道部門」を中核事業として位置づけ、第二の飛躍を目指します。2021年の創設以来、この賞は、単なる表彰制度にとどまらず、日韓両国の協力モデルを提示する「行動するジャーナリズム」の拠点となることを目指しています。
複雑に絡み合った課題をひもとき、ともに未来を描いていくことこそが、私たちの時代における最も重要な課題であるという信念のもと鶴峰日韓ジャーナリズム賞は、日韓両国の共生と発展を支える優れた報道を発掘し、その活動を支援してまいります。
「日韓関係―対立を越えて共生へ」 大賞 賞金2,000万ウォン 1件
優秀賞 賞金1,000万ウォン 若干名
奨励賞 賞金500万ウォン 若干名

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