概要 | 本研究は、人類歴史上類にない<超高齢社会>であると同時に、災害の脅威が日常化している<災害社会>日本という問題設定を通じて、'1995年阪神淡路大震災後'の神戸地域の再編と再生に対する人類学的研究を遂行する。<高齢化>及び<災害の日常化>の中で'福祉'の領域は持続的に膨張しており、'福祉'をめぐる政治的、社会的競合及び日常的実践は生活世界変動の求心点になっている。本共同研究では、<超高齢社会><災害社会>日本の地域社会及び市民社会の再編と再生を考察し、その重要な動力としての'福祉'の領域に注目するものとする。このため<ケアとコミュニティ><市民社会と市民運動><災害と構造、地域再生>というテーマを中心に生活世界の多層的な変化を考察することを目指す。これにより日本社会の動向と展望を分析し現代日本研究の新たな示唆を与えるものとする。 | |
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研究責任者 |
権肅寅 (ソウル大) |
"外国人労働者、ケアロボット、AI:最先端多文化化の場としての介護現場” |
共同研究者 |
朴承賢 (ソウル大) |
“阪神淡路大震災後の都市計画と協同住居、その生活世界に対する人類学的研究” |
池恩叔 (ソウル大) |
高齢社会の地域運動と女性主体の浮上:よりよい高齢社会のための女性の集い・大阪の活動を中心に |
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大和三重 (関西学院大学) |
要介護高齢者の在宅生活支援体制についての研究:AIPとコミュニティケア、高齢者孤立の問題と在宅支援 |
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山泰幸 (関西学院大学) |
超高齢社会の地域コミュニティを基盤とした災害時要援護者に対する支援システム構築 |
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キムアロン | ソウル大学国際大学院博士課程 |
全国日本語教師協議会(JTA)を通じた全国の中等・高等学校による特別講義の要請がある場合、本研究所の教授が講師として参加する特別講義を年4〜5回ほど開催しています。2019年には、下半期に計4回開催しました。
順番 | 年月日 | 学校 | 講師 | テーマ |
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1 | 2019年 9月 18日 | 彌鄒忽外国語高等学校 | 南基正 | 韓国と日本:過去 100年、未来100年 |
2 | 2019年 10月 18日 | 青園高等学校 | 趙寛子 | 日韓大衆文化の交流と日韓友好 |
3 | 2019年 10月 23日 | 仁川稅務高等学校 | 徐東周 | 日韓関係の転換と日韓交流の再認識 |
4 | 2019年 11月 8日 | 仁川新峴高等学校 | 徐東周 | 日韓関係の転換と日韓交流の再認識 |