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お知らせ

Announcement

[10/21開催] 帝国の植民地エリートと『外地』としての朝鮮・台湾

2025-10-02l 検索件数 266


 

ソウル大学日本研究所は、日本の政治・経済・社会文化・芸術全般にわたる多様なテーマで、韓国と日本のみならず、欧米の日本専門家を招き、 日本語・韓国語・英語によるセミナーを開催しております。

 

このたびの第298回日本専門家招請セミナーは、「帝国の植民地エリートと『外地』としての朝鮮・台湾」をテーマに開催いたします。
ご関心をお持ちの皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

 

本セミナーはオフライン/オンライン併用で行われます。

現地参加は事前申込不要で、12時よりお弁当が提供されます(数量に限りがあり、なくなり次第終了)。

日 時:2025年10月21日(火)12:00–14:00(講演開始 12:30)
場 所:ソウル大学国際大学院 140棟 GLルーム/ZOOMによるオンライン開催

ZOOM ID:583 289 8745
リンク:https://snu-ac-kr.zoom.us/j/5832898745

言語:韓国語
講師:金旭(キム・ウク) ソウル大学日本研究所 責任研究員

 

講演タイトル:
帝国の植民地エリートと「外地」としての朝鮮・台湾
―京城帝大・予科・台北高校出身者の文芸作品を中心に―

1920年代、植民地朝鮮・台湾に設置された官立高等教育機関である京城帝国大学および予科・台北高等学校は、その構成員が「内鮮」・「日台」共学のエリート集団であった点において、友情・尊重の叙事と差別・排除の経験がせめぎ合う空間であった。帝国日本は、民族的混淆がもたらす亀裂を「外地」唯一の帝国大学・旧制高等学校というエリート意識で束ねようとした。しかし、植民者/被植民者による「外地/植民地」をめぐる異なる思考様式は、学内文芸誌や文壇において衝突を繰り返し、それは解放直後の同化政策の矛盾や差別、被植民者の憤怒と植民者の喪失、原体験としての「外地」など、多様な記憶へと転換された。本発表では、これら官立高等教育機関出身の韓国・台湾・日本植民地エリートたちが有する個人および集団記憶の形成・変容過程を通時的に比較・考察することを試みる。

お問い合わせ:ソウル大学日本研究所 行政室
(880-8503 / ijs@snu.ac.kr)

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