メインメニューへ 本文へ

お知らせ

Announcement

[11/2] ソウル大学日本研究所公開シンポジウム

2015-10-13l 検索件数 3791


                東アジアの中の在日コリアン: ディアスポラを越えて

  今年で日韓交流正常化50周年、第2次世界大戦終結70年、そして韓国人の日本移住の歴史も100年が経とうとしています。 定住化と世界化をともに成し遂げた在日コリアンにとって、ディアスポラ中心であった既存研究の理論的ツールを超える新たな視点での接近が必要な時期でもあります。そこで、ソウル大学日本研究所は「東アジアの中の在日コリアン」に対する公論の場を準備しました。

  今回のシンポジウムでは、第一に社会、経済的に多様化された在日コリアンの現在を振り返り、第二に、構成員が多様化・複雑化することにより現れた、新たなアイデンティティーについて考察し、 第三に、アジアの共生的未来のために、在日コリアンの特殊性が提示する新しい理論的可能性に焦点をあてたいと思います。すなわち、分断された祖国を持つ少数民族である在日コリアンという特殊性が、東アジアの主流認識論である国民国家パラダイムを乗り越え、東アジアの平和的未来のために、どのような新しい共生モデルを提示できるのか、その現実的·理論的可能性を探求したいと考えております。ご一緒に充実した論議の場を作りましょう。

* 日時: 2015年 11月 2日 (月) 13:30〜18:00

* 場所: ソウル大学国際大学院 140-2棟 4階 国際会議室

* 言語: 日本語

* 主催: ソウル大学日本研究所

* 企画: 『日本批評』 編集委員会

 

<プログラム>

* 開会式: 13:30〜13:40

・ 開会の辞: 朴喆煕(ソウル大学日本研究所所長)

 

<セッション 1> 13:40〜15:40

 

司会: 崔永鎬 (靈山大学)

・ 申琪榮(お茶ノ水女子大学) 「エスニックマイノリティ理論と在日コリアン」

・ 趙寛子(ソウル大学) 「1990年代以降の韓国に紹介された在日コリアン(朝鮮人)の談論と表象」

・ 鄭大均 (首都大学) 「なぜ強制連行論は継続されるのか」

討論: 権肅寅(ソウル大学)、朴光賢 (東国大学)、徐民敎 (東国大学)

 

<休憩> 15:40〜16:00

 

<セッション 2> 16:00〜17:20

 

司会: 朴晋雨(淑明女子大学)

・ 樋口直人 (徳島大学) 「民族経済のダイナミクス: 在日コリアン職業の推移 1980~2010」

・ 柳赫秀(横浜国立大学) 「専門家の位相を通して見た在日社会: 在日弁護士集団を中心に」

討論: 丁振聲(放送大学)、金雄基 (弘益大学)

 

<総合討論> 17:20〜18:00 

司会: 申琪榮/柳赫秀

 

 
TOP