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第1段階研究

HK Project Research - the 1st Stage

HKアジェンダ[現代日本の生活世界における世界的拠点]を遂行するための第1段階HK企画研究は2009年8月1日に発足し、「現代日本の知識形成」、「現代日本の伝統文化と芸術」、「現代日本の社会変動と地域」、「戦後日本の生活世界と東アジア」、「日本の労使関係の 形成と変容」など5つのテーマで日本研究所のHK研究員をはじめとする研究員が参加しております。この企画研究の結果は[日本学叢書]として発刊されております。

戦後日本の知識形成

課題名 戦後日本の知識形成
戦後占領期から50年代までを中心に
概要 本企画研究の目的は、現代日本の知識生産システム再編に対する考察に先立ち、戦後日本における知識と思想の再編と新たな様相の形成を眺望することによって、現代日本の知識の様相の起源を明らかにすることにある。このためには、具体的な思想内容を穿鑿するのみならず、知識を生産するシステムの動き自体に対して関心を失わず、その全体的な地平を眺望する。具体的には学問的制度圏の内外、知識の生産者と伝達者、団体と個人および多様な形態のグループを包括する幅広い視点、ひいては「生活」に密着した「知」または平和に対する要求、少数者・辺境者による新たな思想の出現などに対し関心を傾ける。また、現在の日本の知識社会とのつながりを指摘するための努力を合わせて行う。
研究責任者 張寅性(チャン・インソン) (ソウル大学政治外交学部教授)
幹事 徐東周(ソ・トンジュ)(ソウル大学日本研究所HK研究教授)
研究参与者 南基正(ナム・キジョン)(ソウル大学日本研究所教授)
朴晋雨(パク・ジンウ)(淑明女子大学文科大学教授)
徐東周(ソ・トンジュ)(ソウル大学日本研究所HK研究教授)
李京粉(イ・キョンブン)(ソウル大学日本研究所HK研究教授)
李垠庚(イ・ウンギョン)(ソウル大学日本研究所HK研究教授)
趙寛子(チョ・クヮンジャ)(ソウル大学日本研究所HK教授)
韓榮恵(ハン・ヨンヘ)(ソウル大学国際大学院教授)
助教 李慶美(イ・キョンミ)(ソウル大学政治外交学部博士課程)

現代日本の伝統文化と芸術

課題名 現代日本の伝統文化と芸術
変化と再生産
概要 本研究では、多様で複合的な性格を帯びている現代の日本社会で、「伝統」の姿がどのように維持、変貌、再生産されており、それが現在の日本人の認識と生活にどのように投影され発散されているのかを、「伝統文化」のスペクトラムを通じて探求する。すなわち、現代日本社会においての伝統文化のアイデンティティと変容、そしてこれによる日本人の生活と意識の変化像に対する探求を通じ、現代の日常の中の「文化伝統」のコミュニケーション形態とその様相を描き出す。
研究責任者 權肅寅(クォン・スギン)(ソウル大学人類学科教授)
幹事 李垠庚(イ・ウンギョン)(ソウル大学日本研究所HK研究教授)
研究参与者

金孝眞(キム・ヒョジン)(ソウル大学日本研究所HK研究教授)
朴奎泰(パク・ギュテ)(漢陽大学日本言語文化学科教授)
尹紀燁(ユン・キヨプ)(ソウル大学日本研究所研修研究員)
李垠庚(イ・ウンギョン)(ソウル大学日本研究所HK研究教授)
趙アラ(チョ・アラ)(ソウル大学日本研究所HK研究教授)

助教 池恩叔(チ・ウンスク)(ソウル大学人類学科博士課程)

現代日本の社会変動と地域

課題名 現代日本の社会変動と地域
概要 本研究は、現代日本の生活世界においてダイナミックに進んでいるアイデンティティと境界の変容、再編のダイナミクスと過程を「地域」研究を通じて眺望し、学問分野に沿った方法論や接近方式によってどのような様相で把握できるのかを究明することを目的とする。特に本研究は理論的な部分を考慮しながらも現実の状況をより正確に抽出して分析し、これが意志決定と問題解決の基礎資料として活用できるよう実践的な部分にも重点を置いている。この企画研究を通じ、グローバル規模の活発な交流が行われている状況において、日本地域のダイナミックな変化をさまざまな分野の多様な角度から考察、分析することが可能になる。
研究責任者 韓榮惠(ハン・ヨンヘ)(ソウル大学国際大学院教授)
幹事 趙アラ(チョ・アラ)(ソウル大学日本研究所HK研究教授)
研究参与者 金英(キム・ヨン)(釜山大学社会学科教授)
朴正鎭(パク・チョンジン)(ソウル大学日本研究所HK研究教授)
徐東周(ソ・トンジュ)(ソウル大学日本研究所HK研究教授)
李虎相(イ・ホサン)(ソウル大学日本研究所研修研究員)
李鐘久(イ・チョング)(聖公会大学社会科学部教授)
林采成(イム・チェソン)(ソウル大学日本研究所HK教授)
助教 鄭基仁(チョン・キイン) (ソウル大学国語国文学科博士課程)

戦後日本の生活世界と東アジア

課題名 戦後日本の生活世界と東アジア
概要 本研究は地域の相互依存性が強調される中で、オリエンタリズムとポストコロニアリズムの知的衝撃の中で限界を露呈した地域研究方法論を克服し、グローバル時代の地域研究としての日本学の新たな構築に寄与することを目的とする。このような意味で本研究は日本と「他者」の間および両者の関係設定方式に注目する。特に本研究は日本が帝国の崩壊以来、東アジアから分離され戦後国家として収縮した後、冷戦の影響力の中でアジアに復帰する過程を時期的な研究範囲として設定し、この時期に日本が東アジアと接した多様な方式と水準に注目し、戦後日本の生活世界の外堀を把握する。
研究責任者 南基正(ナム・キジョン)(ソウル大学日本研究所教授)
幹事 金孝眞(キム・ヒョジン)(ソウル大学日本研究所HK 研究教授)
研究参与者

朴東誠(パク・トンソン)(ソウル大学日本研究所HK研究教授)
朴正鎭(パク・チョンジン)(ソウル大学日本研究所HK研究教授)
朴喆煕(パク・チョルヒ)(ソウル大学国際大学院教授)
申河慶(シン・ハギョン)(淑明女子大学日本学科教授)
李京粉(イ・キョンブン)(ソウル大学日本研究所HK研究教授)
李知宣(イ・チソン)(淑明女子大学日本学科教授)
丁振聲(チョン・チンソン)(放送通信大学日本学科教授)

助教 金仁洙(キム・インス)(ソウル大学社会学科博士課程)

日本の労使関係の形成と変容

課題名 日本の労使関係の形成と変容
概要 本研究では非正規職、過労死、ワーキングプアなどの以前には見られなかった分節的で脱日本的な労使関係の現象を鑑み、現行の日本における労使関係が内外的な衝撃によってどのような変容過程を経ているのかを歴史的なパースペクティブの中で把握する。このために年功序列型の賃金制度、長期雇用制度、企業別労働組合という日本的特徴が、戦前から戦後高度成長期にかけて形成された歴史的脈絡、1980年代後半の経済バブルとこの崩壊による長期不況の中で日本的労使関係が変容したプロセス、また2000年代の市場主義経済政策の遂行と相まって生じた労働改革の展開過程を考察し、その中で韓国社会に対する反面教師として登場しているジェンダー、パートタイマー、格差社会(両極化)など、諸般の問題がどのように日本社会と関連しているかを捉える。これを通じて現在の日本の労働界が直面している表層的な議論に留まらず、この100年の間に構造的変化が一貫して起こっていることも知ることができる。それにもかかわらず、依然として市場主義的制度改革には還元できない日本的特徴が潜在していることを明らかにする。
研究責任者 林采成(イム・チェソン)(ソウル大学日本研究所HK教授)
幹事 鄭永薰(チョン・ヨンフン)(憲法裁判所選任研究員)
研究参与者

ソン・チェウォン(平澤大学日本学科教授)
キム・サムス(ソウル科学技術大学経営学科教授)
キム・ヤンテ(韓国外国語大学講師)
丁振聲(チョン・チンソン)(放送通信大学日本学科教授)
榎一江(えのき・かずえ)(法政大学大原社会問題研究所准教授)
禹宗杬(ウ・チョンウォン)(埼玉大学経済学部教授)

助教 張日洙(チョウ・ニッシュ)(ソウル大学経済学部博士課程)
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