[6/10]＜公共投資を通してみる日本国土政策の新自由主義的転換＞

 

ソウル大学日本研究所は、日本の政治、経済、社会文化、芸術全般にわたる様々なテーマで、韓国と日本だけでなく、ヨーロッパとアメリカ、日本の専門家を招待し、日本語、英語でセミナーを開催しております。

今回の295回日本専門家招待セミナーは＜公共投資を通してみる日本国土政策の新自由主義的転換＞ をテーマに開催いたします。ご関心のある皆様の多くのご参加をお待ちしております。

 

講師： 田村史記 仁川大学日本研究所 責任研究員・仁川大学日本地域文化学科 講師
題目：公共投資を通してみる日本国土政策の新自由主義的転換

日時： 2025年6月10日（火曜日）12:00-14:00（講義は12:30～）
場所：ソウル大学国際大学院（140棟）2階GLルーム/ ZOOMによるハイブリッド開催

オンライン出席者の場合は、プログラムの時間に合わせて下記のIDやリンクからアクセスしてください。
ZOOM ID: 583289 8745
リンク：https://snu-ac-kr.zoom.us/j/5832898745

*事前予約なしにどなたでもご参加可能です。
*午後12時から昼食をご提供します。（数に限りがありますので、なくなり次第終了とさせていただきます。）
言語：韓国語

要旨：1962年の全国総合開発計画策定以降、日本の国土政策は国土の均衡ある発展を政策的志向点として掲げてきた。しかし、このような志向とは異なり、1980年代以降の国土政策の基調は新自由主義的方向へと転換し、政策の遂行において特定の地域に対する空間的選択性が強化されたという批判が提起されている。特に、グローバル都市間の競争が激化する状況の中で、国家経済の競争力強化のために東京などの最上位都市地域に対する政策的一極集中が推進されているとの指摘がある。しかし、既存研究の大多数は制度的分析に限定されており、実際の国土政策が特定の地域に空間的に集中したかを実証的に究明するには限界があった。本発表は、このような問題意識に基づき、国土政策の遂行結果と捉えられる公共投資に対する時空間分析を通じて、日本国土政策の新自由主義的転換の有無と具体的な様相について論じていく。

 

 お問い合わせ：日本研究所行政室（880-8503 / ijs@snu.ac.kr）