[3/7開催] 見えざる光の歴史研究: 近現代日本社会の中の紫外線

ソウル大学日本研究所は、日本の政治、経済、社会文化、芸術全般にわたる様々なテーマで、韓国と日本だけでなく、ヨーロッパとアメリカ、日本の専門家を招待し、日本語、英語でセミナーを開催しております。

今回の272回日本専門家招待セミナーは「見えざる光に対する歴史研究：近現代日本社会の中の紫外線」というテーマで開催いたしますので、関心のある方々のご参加をお待ちしております。

*今回のセミナーはハイブリッド開催(オフライン/オンライン)で行います。

 

日時：2023年3月7日（火曜日）12:30 - 14:00

 

場所：ソウル国際大学院（140棟）2階GLルーム/ ZOOMによるオンライン開催

オンライン出席者の場合は、プログラムの時間に合わせて下記のIDやリンクからアクセスしてください。

 

ZOOM ID: 583289 8745

リンク：https://snu-ac-kr.zoom.us/j/5832898745

 

講師：金凡性（東京理科大学 教養教育研究院 教授）

タイトル：目に見えざる光の歴史研究：近現代日本社会の紫外線

　紫外線は目に見えない光線だが、社会の様々な側面を照らしてくれる。地球の大気が紫外線を遮断するか透過させるかという議論を通じ、環境問題に対する認識の変遷を見つめることができ、日光を遮る人工的な現代文明に対した談論を観察することによって自然に対する態度の変化を垣間見ることできる。そして目に見えない紫外線が痕跡を残す皮膚は、このような価値観が可視化される空間となる。

　この発表では、著書『紫外線の社会史』（『紫外線の社会史－見えざる光が照らす日本』、岩波新書、2020）の内容を紹介しながら、紫外線というプリズムを通じて20世紀の日本社会で自然観や健康観 、美容観がどのように変わってきたのか、そしてさらに進んでジェンダーや階級、そしていわゆる「人種」談論などについても考えてみようと思う。

 

言語：韓国語

 

お問い合わせ：ソウル大学日本研究所 行政室（880-8503 / ijs@snu.ac.kr）