[3/22] 日本型サブカルチャー終焉と再編:消費社会の100年

2022-03-11l 検索件数 956


日本研究所は日本の政治、経済、社会、文化、芸術全般にわたる様々なテーマで、韓国と日本だけでなく、欧米、日本の専門家を招待して日本語、韓国語、英語でセミナーを開いています。

今回の261回日本専門家招待セミナーは、「日本型サブカルチャーの終焉と再編:消費社会の100年」というテーマで行われます。ご関心のある方々は下記のリンクからご参加をお願いいたします。


* 今回のセミナーは、コロナ19拡散防止のため、オンラインで開催いたします。


日時:2022年3月22日(火曜日)12:30-14:00


場所:ZOOMを通じたオンライン開催

ZOOM ID : 583 289 8745

リンク:https://snu-ac-kr.zoom.us/j/5832898745

講師:貞兼英之 立教大学社会学部現代文化学科教授

言語:日本語

題名:日本型サブカルチャーの終焉と再編:消費社会の100年


漫画やアニメなどを代表として、サブカルチャーは消費社会的楽しさを補ったり、あるいはそれからの「疎外」を補償する歴史的役割を果たしてきた。 サブカルチャーは他の高級商品に比べると比較的安価で買え、それを享受するための特別な教養も一般的には必要ではない。 そのため、サブカルチャーは消費社会で満足に楽しむことができない人々が、自分も消費社会で生きていることを実感する手段となってきたのである。

特に近代日本では、漫画やアニメが仕事がなく、1人分の「消費者」になれない子どもたちと、特に深く結びついてきた。 子どもたちはないお金でマンガを買い、または子ども用商品を売る企業がスポンサーのアニメを見る。 そのため、しばしば漫画やアニメは子供たちが他では主張できない趣味や意向を表現し、子供たちを排除する今の消費社会とは別の社会を夢見るきっかけとなったものである。

本発表では、拙著『サブカルチャーを消費する:20世紀漫画·アニメの歴史社会学』を前提として、このような日本サブカルチャーの成長と終焉について議論し、それが現在どのように変容しようとしているかについて考察する。


お問い合わせ:日本研究所行政室(880-8503/ijs@snu.ac.kr)