[10/17開催]現代日本におけるネット上のヘイトスピーチとサイバーガバナンス

2023-10-10l 検索件数 795


ソウル大学日本研究所は、日本の政治、経済、社会文化、芸術全般にわたる様々なテーマで、韓国と日本だけでなく、ヨーロッパとアメリカ、日本の専門家を招待し、日本語、英語でセミナーを開催しております。

今回の279回日本専門家招待セミナーは現代日本におけるネット上のヘイトスピーチとサイバーガバナンスというテーマで進行しますので、関心のある方のご参加をお待ちしております。

*今回のセミナーはオンラインのみで開催いたします。

 

日時 : 2023年 10月 17日 (火曜日) 12:30-14:00

場所: オンライン開催

- ZOOM ID : 583 289 8745

- ZOOMリンク : https://snu-ac-kr.zoom.us/j/5832898745

 

講師: 明戸隆浩(大阪公立大学大学院経済学研究科准教授/大阪公立大学大学人権研究センター兼任研究員)

テーマ : 現代日本におけるネット上のヘイトスピーチとサイバーガバナンス

 2000年代後半以降、日本では「在特会」を一つの象徴とする過激な排外主義運動が台頭したが、2016年のヘイトスピーチ解消法成立の前後から、デモや街宣など路上における排外主義運動はある程度沈静化し、現在に至っている。その一方で、在特会などによる排外主義運動の背景ともなったネット上のヘイトスピーチは依然として活発であり、またそれに対する法対策もきわめて不十分である。またグローバルに見ると、2016年はイギリスにおけるブレグジットやアメリカにおけるトランプ当選を通してフェイクニュースの問題が注目された年であり、またこうした問題への対応の必要性から、成立当初は「自由」を基調とする場であったサイバー空間に一定のガバナンスが求められるようになった年でもある。本発表ではこうしたことをふまえて、現代日本におけるネット上のヘイトスピーチとその対応可能性について、グローバルな課題としてのサイバーガバナンスという視点から、検討を行いたい。